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【コラム#75】若い世代へのメンタルヘルス教育

【コラム#75】若い世代へのメンタルヘルス教育

みなさん、こんにちは。ヒューマン・タッチ森川です。

昨年は、ご縁があり、高校生のメンタルヘルスケアセミナーで全国を回る機会がありました。入社直後の新入職員へのメンタルヘルスセミナーは、すでに一般的な取り組みとなりましたが、入社前の高校生へのセルフケアのセミナーは、私も初めての経験となりました。

若者向けの事例

まず、困ったのは、セミナー内で使う事例です。

新人研修の際には、ご依頼企業様の業種に応じた事例を作成し、新人の困りごとをストレス要因ごとに分解して、対応策をお伝えしていくのですが、学生生活真っただ中の皆さんに、どのような場面を提示するか困りました。

次に不安に思ったのは、ワークやロールプレイ実施についてです。白けた雰囲気で、積極的に取り組んでくれないのではないか、との思いがありました。

ただ、この2点、先方と話し合い、実態に即した内容に工夫することで、杞憂に終わりました。

若者の悩みや不安

みなさんからのコメント(一部改変)では

「社会人はストレスがが多いと聴いていたので、今回の講義で、社会人になることについて、以前より前向きに考えることができるようになった。」

「将来役立ちそうな内容でした。ありがとうございました。」

「自分のメンタル状態について考える良いきっかけとなりました。」

「今までこのようなメンタルの講義やお話を聞く機会がなかったので、非常にためになった。色々な視点から物事を見てみると言うのは今日からでも始めてみたいと思った。」

「ストレスを解消させるための方法をたくさん教えていただいたので、自分に最も合っている方法は何か試してみたいと思います。」

「無理をしすぎず、自分を大切にしていきたいと思いました。」といったお声が多くありました。

若者たちに必要なケア

私が思っている以上に、「社会人」や「職場」に対して、ストレスや不安感を抱いていることを知り、少し驚きました。また、これらの不安への対処法や考え方の情報が不足していることも感じました。

業務上で必要な「セルフケア」という視点以上に、生活の上で生き生きと暮らしていくためのヒントとしての「セルフケア」は、若い世代にこそ必要なのかもしれないと感じました。





投稿日:2021.03.01
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