【ヒューマン・タッチ レター vol.10】パワーハラスメント防止対策
パワーハラスメント防止対策 ~臨床心理士が教える具体的事例~
みなさん、こんにちは。ヒューマン・タッチ森川です。
パワーハラスメントの防止に関して、いよいよ法制化になり、
具体的な講ずべき措置も1年後ぐらいには出てくるようです。
相談窓口に対して、パワハラの訴えがあったときには、
当該従業員どうしから、また、必要に応じて、
その周囲にいる従業員からも聴き取りを行うことが必要になってきます。
【社内での聴き取りの際に注意すべき事項】
環境面
・プライバシーが確保できる部屋を用意
・メールや電話よりも面談
・秘密を守れるように配慮
面談時
・面談記録を残してよいかの確認
・「相手は誰か」
・「いつ、どこで、どのようなことをされたのか、言われたのか」
・「業務中か、業務外か」
・「過去にも同様なことがあったか、あれば回数や頻度は」
・「周囲で知っている人はいるか、また同様の対応を受けている人はいるか」
その他
・プライバシーの保護を考慮(同性の担当者を含める、など)
・ニュートラルな立場で聴く
・必要がある場合には、第三者の視点から事実確認を行う
・結果は迅速に伝える
・二次被害を防止する
などです。上記内容は、厚生労働省「あかるい職場応援団」HPより、動画で学ぶことが出来ます。
https://www.no-pawahara.mhlw.go.jp/movie/7-3
個別の面談を行う人事労務担当者への、「傾聴」や「ニュートラルな立場で聴く」
といった訓練のご依頼も増えてきております。
どうしても初回ヒアリングは社内で対応することが多くなると思います。
上記ビデオなどで、しっかりと情報収集や理論武装して、望みたいところですね。
『日本の人事部』(人事キーパーソン、インタビューコラム)に、毎週連載しております。
是非、そちらのサイトも御覧下さい。