【コラム#61】AIカウンセラー
みなさん、こんにちは。ヒューマン・タッチ森川です。
先日、HR系の大規模な展示会に足を運びました。人事総務関連の業務もテレワーク時代、クラウドで処理するサービスが多く展示されていました。
また、動画やWeb会議システムを使った採用や人財管理のサービスも多く見られました。健康管理関連では、引き続き健康情報の一元化と、データ分析のシステムが多く出ていましたが、私が興味をひかれたのは「音声データのテキスト化」技術です。会議議事録の作成はもとよりテキストデータの分析により、健康状態やモチベーションの変化なども見えてくるようなサービスです。
いままで、無形の知識として、数値化や汎用化しづらかったものが、共有知として活用されてくる未来を教えてもらいました。私たちの分野で言えば、カウンセリング技術や傾聴の技術は「職人技」というイメージがあると思いますが、実際のカウンセリングデータから、話の聴き方や内省を促す質問、また、やり取りの間合いやタイミングなど、様々な「職人技」が見えてくるような気がしました。
さらに言えば、信頼関係を作る「うなずき・合いの手」や、話題が転換するような場面での「要約」、また、感情を示す単語が出た場合の「オウム返し」、など傾聴や質問の技術は、種類はあれど、場面場面で使われる際には一定の法則もあると思います。
様々な「職人技」が定義され、その使い方も学習できるとなれば、より多くのデータが集まった時に、「AIカウンセラー」などはすぐに出来上がるのではないかとも感じました。
人間のカウンセラーが担うべき事、きちんと整理していかないといけないと思いました。
投稿日:2020.09.23
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